メールマガジン「ベトナム株情報」　
VOL.71
2010.4.6

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お知らせ

ベト株チャートが、新しくなりました！

ベト株チャートが、新しくなりました。
以下のカテゴリー毎にベト株が独自でデータを集めて作成したチャートを掲載。

・マクロ経済チャート
・ミクロ経済チャート
・日越関連チャート

ベト株チャートは下記URLよりご覧下さい。
http://www.viet-kabu.com/chart_list_view.php?c_id=1
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CONTENTS

01. 10年の損保市場、競争激化の中に大きな成長も
02. カテゴリー別　週間☆アクセスナンバーワン！ニュース
      （3月29日～4月4日）
       ベト株特集
03. 噂のうわさ話
      KDC (キンド食品株式会社)
04. サイゴン・街角風景
      「バスケット売り｣

01.10年の損保市場、競争激化の中に大きな成長も

保険業界が新たな試練に直面している。預金金利が高いことから多くの被保険
者が保険を解約し預金を始めている。損害保険市場、特に傷害保険、資産保険
ではシェア獲得競争が熾烈になりつつある。

しかし、経済が回復しマクロ指標のバランスが取れた状態での投資手段の一つ
として見れば、2010年は保険会社には有利な年である。証券市場は魅力的な価
格レンジで変動しており、資金が豊富な保険会社への投資チャンスと言える。経
済回復による生産・販売活動の活発化や、旅行サービス需要の盛り返しに伴い
保険会社の業績改善が期待される。

これらの理由から保険会社、特に損害保険会社は業績の大幅な成長を計画して
いる。バオベトグループ[銘柄コード：BVH]、バオミン保険[銘柄コード：BMI]、ペトロ
ベトナム保険[銘柄コード：PVI]はいずれも2010年の成長率計画を10％前後に設
定している。さらにBVHは2010年の保険料収入を前年比15％増、税引前利益計
画を3,000億ドン(約14億7,100万円)に設定している。

AAA保険株式会社(Cong ty co phan Bao hiem AAA)は2009年経常収益が年間
計画の3,200億ドン(約15億6,900万円)を下回った。これについてAAA保険は、直
近5年間は市場参入間もないこともあり営業体系の構築や、ブランドの普及におい
て困難が多かったことが保険金支払いを始めとする財務能力に大きく影響したと説
明している。このためAAA保険は今後、社内の組織体系を一新し次なる成長へ繋
げる方針である。

3月下旬にドンナイ省ビエンホア市に営業所を開設したLiberty社は、次にダナン市
に営業所を開設する。ベトナム市場参入から2年が経ち、Liberty社の自動車保険は
多くの顧客を誘致しており、特に高級車の所有者に支持されている。現在同社は自
動車保険市場で2.5％のシェアを占め損保会社27社のうち第10位につけている他、
保険業界全体では1％のシェアを占めている。また同社は2010年3月に2,000万ドル
から4,000万ドルへの増資を完了させており、これを基盤に市場需要に合った新たな
商品開発に取り組む。

BICにとって2009年は株式会社化や株式市場への上場といった目まぐるしい一年
となり、監査済2009年税引前利益は前年比205％増の806億8,000万ドン(約3億
9,500万円)と競合他社の中でも好業績であり、損保市場で占めるシェアは28社中第
6位に就けている。BICは2010年業績成長率計画を、経常収益35％、利益23％に
設定している他、ベトナム損保市場におけるシェアトップ10及び株主資本利益率トップ
5の地位の堅持を目指す。

BMIの2010年業績計画は、経常収益を前年実績比9.4％増の2兆4,150億ドン(約
118億3,800万円)、税引前利益を前年実績比11.7％増の1,900億ドン(約9億3,100
万円)に設定している。

また軍隊保険(MIC)は、2010年経常収益計画を5,400億ドン(約26億4,700万円)、
保険金支払い率を35％以下、配当を13～15％に設定しているほか、ホーチミン市、
ハノイ市、タイバック省、ビンズオン省、ブンタウ省、ロンアン省、クィニョン市に支店、
国内全域に代理店を増設する計画である。

保健分野の専門家らは、損保各社の2010年の大幅な成長計画について、現状下
で行動を起こさない損保会社は競合他社に引き離されるだろうと推測している。また、
2010年のベトナム保険市場は、一部の世界の大手グループ傘下の保険会社が参
入することから、顧客の獲得競争が熾烈化する他、同業各社間における社員のジョブ
ホッピング問題に直面することになると指摘している。

その一方で、専門家は企業間競争は、損保各社をより専門的で品質の高い損保会
社へと成長させるチャンスでもあるという見方を示している。

02.週間☆アクセスナンバーワン！ニュース
（3月29日～4月4日）

このコーナーでは、前週のベトナム株情報（www.viet-kabu.com）のアクセス数の
多かった記事を紹介いたします。

■ベト株特集■
海外投資家のベトナム市場への関心は依然として高い
[2010/03/31 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/100331010615.html

ビナキャピタルは3月11日にアシアアセットマネージメントの「ベトナム最優秀
ファンド運用会社」賞(Best Fund House)を受賞したが、以下はベトナムにおける
10年の投資チャンスについての同社Don Lam社長へのインタビューである。

記者)　ベトナムの10年の展望をどうご覧になっていますか？

Lam氏)　ベトナム経済は10年に安定的且つ持続的な成長を遂げる可能性が
高いでしょう。

先ほどVinaProjectsという新会社の立ち上げを発表しましたが、これはビナキャ
ピタルと香港のinProjectsグループとの合弁会社です。新規設立会社はビナキャ
ピタルを含む不動産建設投資案件を展開する会社に対して、プロジェクトマネージ
メントや施工管理、都市設計などのサービスを提供します。

証券投資面では医療サービス、金融サービス、教育、及び農業に資金を投入し
てきました。

記者)　10年に新しい投資ファンドを設立する計画がありますか？また、既存投資
ファンドのために新規資金公募を実施する計画があるでしょうか？

Lam氏)　VinaLandを運用していますが、更に・・・・

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■ベト株特集■
Fitchが見るベトナム銀行業界の09・10年の業績(1)
[2010/03/30 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/100330041736.html

英・大手格付会社のFitch Ratingsは「Outlook on Vietnamese banks - Another
year of high growth adds to concern」と題されたレポートを発表したが、同レポート
では同社は09年の貸付成長率と09年の銀行業界の業績に基づいて10年の展望
についての予測を出した。

1)　ベトナム銀行業界の09年概況

貸付成長率が高い水準に達し不良債権引当金が低い水準に抑制されたため、
09年に銀行業界はかなりの好業績を達成した。6大商業銀行の09年年初9ヶ月の
対平均資産収益率(ROAA)は1.9％に達し、08年の1.5％を上回った。

しかし、預金成長率が貸付成長率を下回ったため、09年の総資産成長率は鈍化
した。基準金利が連続して引下げられたことにより09年の対法人向けのドン建て平
均預貸率(Loan deposit ratio-LDR)は2.2％ポイント下落した。

09年の貸付成長率は37.73％であった。金利支援策第1弾(支援幅：年利4％)によ
り商業株式銀行における貸付成長率は加速した。

預金成長率も27％とかなり高い結果となったが、貸付成長率に及ばなかった。

2)　懸念

景気刺激策が徐々に撤廃され・・・・

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■ベト株特集■
VNM、今後2年間で粉ミルクのシェア最低35％に
[2010/03/30 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/100330114908.html

ビナミルク[銘柄コード：VNM]

09年にVNMの総売上高は29.3％増加し、その内国内総売上高は34.6％増
加した。

粉ミルク・栄養粉末、コンデンスミルク、液体ミルク、及びヨーグルトを含む4つ
の主要製品による売上高は全体の96.8％を占め。粉ミルク・栄養粉末の売上
高は前年比32.5％、コンデンスミルクは13.3％、液体ミルクは47.8％、ヨーグル
ト・アイスクリーム・チーズは51.7％増加した。

同社の戦略により売上高に占める純利益マージン（NPM)が低いコンデンスミ
ルクの割合は縮小した。

09年、売上高全体に占めるコンデンスミルクと粉ミルク・栄養粉末の割合はそ
れぞれ3％と4％減少した。それに対して・・・・

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03.噂のうわさ話

※くれぐれもお取り扱いにご注意ください！！
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか？いろいろと推察しながら、
しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。

※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向
けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の過去記事をご提供いただい
たものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、おもしろい噂を組み合わせて掲載
しています。

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http://www.gladv.co.jp/adv/in/index.php?s=vietnam
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ベトナム現地投資家のうわさ話・KDC (キンド食品株式会社)の巻！
(2010年3月31日発行ベトナム株通信第1020号)
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■KDC (キンド食品株式会社)■↑

2010年は本業による利益のほか、金融投資及び不動産投資分野からも小さ
くない売上高が計上される見込み。現在、証券投資等金融投資金額（短期・長
期）が合計で3,140億ドン(15億3,900万円)となっている。また、遊金が1兆4,940
億ドン(約73億2,4000万円)に上ぼり、毎年、預金利息を1,300億ドン～1,500億
ドン獲得できる可能性がある。一方で、2010年の財務費用が600億ドン～700
億ドン程度と見込まれており、懸念材料とは言えない。

KDCは、SJCレロイオフィス・ビル建設プロジェクトの総投資額の50％を出資し
ていた。KDCはこの出資分の50％の譲渡により、特別収入4,250億ドン(約20億
8,300万円）が獲得し、2010年第1四半期に計上する見通しである。また、2010
年第2四半期からトゥドゥック区ヒップビンフォックにある面積が5ヘクタールの土
地にマンションを建設する計画がある。総投資額は5,000億ドン(約24億5,100万
円)であり、KDCの出資金は現金500億ドン(約2億4,500万円)、土地の地価3,500
億ドン(約17億1,600万円)である。

04.サイゴン・街角風景

毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は｢バスケット売り｣です。

写真はバスケット売りのおばさんの自転車で
ある。

色んな種類のバスケットが隙間なくびっしりと
くくりつけられて、近づかなければそれが｢自転
車｣であるとは、わかりづらい。

この自転車を運転するのは、さぞや難儀だろうな。

ホーチミン市1区パスター（Pasteur）通りにて。

（photo by c de b）

今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。

今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

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